キリクと魔女(1998年/洋画)


アニメーションとしての質の高さは語り尽くされているだろうから、措いとく。話のベースはアフリカの民話にあるのだろうが、所詮は西欧人(フランス人)が作って、撮ったアフリカ世界…ということを強く感じる。ほのぼのとした民話ファンタジーのように見えて、実はテーマが凄く西欧的なんですよ。迷信の打破、女性の自我…さすが啓蒙哲学の国フランス(苦笑)。たぶん、元の民話(…が、あるとしたら)はすごくナンセンスで洗練されていないモノでしょう。民話とはそういうものだし。それを思うと、美術も含め洗練され過ぎているきらいがある。アフリカらしい奔放さを感じるのは、ノーテンキだが耳にしっかり残る音楽くらい。



418 名前:衛星放送名無しさん 投稿日:2007/11/06(火) 02:12:14.72
魔女と結婚するキリクのババ専ぶりを褒め称える映画
エロスをサラリと描けるという点ではフランスらしい。
ファンタスティック・プラネットもけっこう凄かった…。
(2007年11月6日、NHK-BS2・アニメ映画劇場)



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