2006-07-22 2006/07/22(土)読メモ 読書 『ニューメキシコ―第四世界の多元文化』 加藤薫 ニューメキシコ―第四世界の多元文化作者: 加藤薫出版社/メーカー: 新評論発売日: 1998/04メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 3回この商品を含むブログ (1件) を見る※図書館。アメリカ合衆国の同名州及び、サウスウェスト地域の歴史と文化に触れた(日本語で読める)数少ない概説書。『黄金の七つの都市』絡みで読んだ本だが、混血文化との関係とか、植民地文化とか、いろいろと切り口のありそ〜な分野。アメリカについての一般的なイメージを覆すにはいい。 『アメリカ様式建築の華―マッキム・ミード・ホワイト』 小林克弘 ISBN:4621032860※図書館。下記の海野本関連。19世紀末アメリカの建築設計事務所マッキム・ミード&ホワイト*1の建築作品に関する入門書。アメリカン・ボザール*2ね。代表作は表紙にもなっているコロンビア大学なのだろうが、初期の別荘建築とか、ニューポートのカジノとかがボカァ好きだなぁ…。 『ニューヨーク黄金時代―ベルエポックのハイ・ソサエティ』海野弘 ニューヨーク黄金時代―ベルエポックのハイ・ソサエティ作者: 海野弘出版社/メーカー: 平凡社発売日: 2001/07/01メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 3回この商品を含むブログ (3件) を見る※図書館。19世紀末ニューヨークの"金ぴか時代"(ギルディッドエイジ)を、当時の大富豪*3とその芸術(主に建築)への寄与を中心に語る。ニューヨークに19世紀末に建築装飾とくると、著者の独壇場つ〜ことか。読ませるし、図版もいい。個人的には、ルーズベルト家*4のエピソードが興味深かった。 *1:チャールズ・F・マッキム、ウィリアム・R・ミード、スタンフォード・ホワイトの建築家三人が主宰。詳しくはwiki(英語)参照。 *2:…と言われてもピンとこないかもしれませんが、戦前日本の古い公共建築を思い浮かべてください。ああいったバタ臭い様式建築のことです。 *3:モーガン、カーネギー、アスター…などなど *4:セオドア・ルーズベルトの別荘サガモア・ヒルを紹介。フランクリン・ルーズベルトについては付け足し程度。