2006/07/27(木)読メモ

『シャイニング 上』 スティーヴン・キング(文春文庫版)

ミック・ギャリス版との比較のため併行して読み返してみる。第三部でジャックが見つける景観荘(オーバールックホテル)の裏面史を綴ったスクラップブック。あれって古典ホラーでお馴染みのアイテム"禁断の書物"*1なのね。キングというとモダン・ホラーの巨匠のイメージが強いけど、古典的なネタにも精通していて、それもキチンと使いこなしていることがよく分かる…。

*1:クトゥルー神話での「ネクロノミコン」程大袈裟なものでもないが。