2006/08/17(木)読メモ

『ピラミッド神殿発掘記』 大井邦明朝日新聞社

※図書館。中米古代文明史の本。発掘体験記と著者専門の歴史人類学との二本立て。(門外漢には)前者の方が面白い。遺跡発掘への現地の人々の反応(伝説、噂話、調査隊への敵意…などなど)に振り回され、発掘したらしたで、現地の思惑(ぶっちゃけ"遺跡で村おこし"の発想)に巻き込まれる…という著者の悪戦苦闘が面白い。遺跡発掘はただのお宝探しではない…と実感。