・「風の少女エミリー」26話:春のおとずれ(終)

長かった冬も終り、エミリーは"自分の道"を見つけ出す。
そしてテディーとの再会…春はおとずれようとしていた…。


最終回。ちょっと駆け足感もあったけど、
エミリーとテディとの結婚、作家としての成功…で〆る。
第二期が無いというのは残念ですけど、綺麗な終わり方。


幸せ一杯のエミリーは措いといて(ここらへん予定調和だからなあ…)、エリザベスおばさんです。階段から転落時には、不吉な前触れかとドキドキしましたが、何事も無く良かった良かった。ソーシーサール(猫)に怯えたり、エミリーに小説をおねだりしたり、キュートな一面を見せてくれましたが、やはりエミリー結婚式のデレ号泣シーンですね。泣きながらも一言…このツンデレ気質がたまらない。「エリザベスおばさんだぁ〜いすき」よくぞ言った>エミリー娘。ツンツンして根は乙女で優しい…エリザベスさんこそ、この作品の真ヒロイン。


ついつい萌え狂って熱が入ってしまった…。


しっかし、エミリーの得意分野はモデル小説かよ…。
「これはお話です」
モデル小説でこの弁解はきかないよ〜な気がするが
裁判沙汰(『宴のあと』裁判とか)にもなるからな〜。
ローダあたりはヤバイんじゃないの?


で、最後にあたってシリーズ全体を振り返ってみると、
かつての名劇路線の忠実な再現という感じで、
目新しい要素というものはあまり無かったのですが、
古典名作の強みと、堅実な脚色・演出でいい作品だったと思います。
でも、"売れる"たぐいの作品じゃないんだろうな〜。
「名劇」というブランドも無いので、このまま埋もれてしまうのか…。
続編…とは言わないまでも、似たような企画が
これに続いて欲しいものです。頼んます>NHK