「コードギアス 反逆のルルーシュR2」22話

22話:皇帝ルルーシュ [2008年09月07日]

貴族制度の廃止、ナンバーズの解放…次々に革新的な政策を打ち出し、ブリタニアの変革を進める第99代皇帝ルルーシュ。ギアスと武力による敵対勢力の非情な排除。地位を固めたルルーシュは超合衆国への参加を求め、交渉を持ちかけてくる。その交渉の場は日本のアッシュフォード学園だった…。


ある目的(ゼロ・レクイエム)のために、スザクと共闘、独裁君主への道を歩みはじめるルルーシュブリタニアの変革をエサに、超合衆国を交渉の場に引きずり出すが、交渉はあくまでも名目で真の目的は完全なる独裁。武力による威嚇で、その目的を達しようとしたまさにその時、思わぬ敵が…という展開。どうとりつくろっても(たとえ善なる目的のためであろうとも)、現在のルルーシュは「ヒトラーの尻尾」への道を歩んでいるという気がしないでもないが、いまさら更生のしようが無いだろうし、あとはスタッフが客観的に主人公を突き放せるかどうかだな。中途半端なピカレスクは興ざめだし…。


▼オニイサマはオニです。成敗します! by ナナリー
ナナリー生存は想定の範囲内(まあ、セイフティーシャッターのMBSアニメだしww)だったが、シュナイゼル陣営の神輿として担ぎ出されるのはいささか予想外。人質に使われる…と思っていたんですがねえ。むしろ積極的に敵対する意思まで示すとは…。あのナナリーがニセモノ、あるいは洗脳か騙されているという可能性もあるが、本意である可能性も高いのかもしれない。ゼロのやり方に否定的だった彼女のことだし、現在のルルーシュにしても、その真意はどうあれナナリーに全否定されてもおかしくない。お前のためにやっている…などと言われても、「兄は鬼子です! 私の本当の望みをゆがめて受け止めて、自分が出来るなんて!」とトミノ風に言い返したくなるんじゃあるまいか。


アルビオン初陣で、ラウンズ壊滅
一番(ギアス能力者)、四番、十二番撃墜。三番フルボッコ
迷いを捨てたスザクさんは、迷いを捨てたアスラン以上に種割れするのかどうかは知らないが、容赦なくその強さを見せつける。なぜここまで吹っ切れたのか、そのワケが明かされない限りスッキリしないものを感じるんだが、次回あたりに明かされるのだろうか。にしても、四番、十二番は秒殺…なんのために出てきたのやら(特に四番)。一番も見かけ倒れの上に、ギアス持ちという設定も意味あったんだか、無いんだか、よく分かりません…。


▼そのほか
あのヒラヒラ衣装は無い>ルルーシュ皇帝。