ステート・ウイズイン4話

ステート・ウイズイン4話:ルークの道具 [2009年02月25日]


▼ステート・ウイズイン〜テロリストの幻影〜|NHK BS2 海外ドラマ
http://www9.nhk.or.jp/kaigai/statewithin/
NHK-BS2 毎週水曜日23:00〜 全7回


恩赦が却下され、執行されてしまうルークの死刑。衝撃に打ちのめされるジェーンに託されたものはルークの過去と彼がかかわったある謀略の証拠となる資料だった…。一方、イギリス大使館では大使ルークの仲介によるアメリカ政府とチルギスタン反政府勢力との秘密交渉がはじまろうとしていた…。


薬殺刑でルーク死亡(合掌…)。日本や米国のドラマでは、ここで奇跡の展開とか何とかで助かっちゃう〜みたいな流れなのですが、そういうサービスサービスはしてくれないのが英国ドラマなんですかねぇ。助からないのは分かっても、あそこまで断末魔のルークを見せちゃうのか…許すまじ!>黒幕。


まあ、直接的に片付けたがっていたマッキンタイア社長も、あの瞬間はえらく神妙な表情で、こういう白黒つけがたい灰色の人間描写がこのドラマの魅力でもありますね。善悪の区別がつかない、このモヤモヤ感がまた…。


ルークの親友の経歴からルークの過去を類推して、それをチルギスタンに結びつけて、そこから陰謀の影を類推する…展開早めるためとはいえ、少々、カンが良すぎる。まあ、ルークの道具(証拠資料一式)がダメ押しか。あの挙動不審のオッサンが、その預かり先ということで伏線がつながったのはいいが、この重要証拠を押さえてしまったニコラスは当然証拠隠滅にはしるワケで、次回あのオッサンの運命はどうなることやら…あの予告映像ではヤバイ。


で、今後どうなっていくんでしょうかね。反政府勢力のイーシャンが善玉で、ウズマンが悪玉。チルギスタン現政権の暴政が全部悪いから、民主化しましょう…だったりすると、米英がイラク戦争(第二次湾岸戦争)を仕掛けた時のロジックとまったく同じなんだよね。狙ってのことなのか…?