2006-02-11 死者の書(2005年/アニメ) 映画 アニメ ■死者の書(2005年/日本) 原作:折口信夫『死者の書』 監督:川本喜八郎/脚本:川本喜八郎 声の出演:宮沢りえ、観世銕之丞ほか 参照→死者の書 - allcinema 「三国志」の人形アニメーション作家川本喜八郎さんの新作。本日は岩波ホールの公開初日でした。お天気も良かったので見てきました。午後2時の回でしたが、監督ご本人の挨拶もあり中々の盛況でした。 原作は国文学者にして歌人の折口信夫による同名の"小説"(カッコ付けしたのは、フツーにイメージする小説とはかけ離れた代物であるからで、むしろ散文詩に近い)。古代日本を舞台に、非業の死をとげた皇子の霊と貴族の娘の交感を軸にして、古代の宗教・死生観を織り込んだ難解な作品。 以下雑感を少々… 本編前に時代背景解説のドキュメンタリー(実写)あり あの原作をよく映像化出来たな〜と思う 原作の読後感はパンフの監督とまんま同じ…分からないが凄い 原作よりは分かりやすい…と思う 流行りの"泣ける"ハナシとかラブロマンスを期待するなかれ 人形の織り成す古代歴史絵巻として見るのがベターか? 大津皇子の霊が朗女に忍び寄る場面…あそこの怖さはイイ 岸田今日子さんのナレーションはやや過剰な気が… ラストはあっさり風味 (2006年2月11日、岩波ホール) ▽関連商品