2006/06/17(土)読メモ

失われた時を求めて 4 - 第3篇ゲルマントのほう 1』 マルセル・プルーストちくま文庫

読み中。昨日はサボって、今日はあまり進展せず(p.226まで)。祖母との電話シーンはまるで霊界通信だな。

『イーハトーボゆき軽便鉄道別役実

※図書館。宮沢賢治童話のガイド本*1。劇場アニメ「銀河鉄道の夜*2を久しぶりに見返したので、それ繋がり。文学のセンセが重視したがる賢治の伝記的事実・思想的背景を極力排して、"物語"を"物語の論理"の中で読み解こうという姿勢は実作家らしい姿勢だし共感出来る。注目は「銀河鉄道の夜」論*3

『博物館からミューズランドへ』 上田篤

※図書館。「橋の博物館」を設計した建築家が対談形式で、硬直化した日本の博物館への提言を述べるという内容。テーマ博物館論のハシリとも言うべき本。言いたい放題言ってます。バブル崩壊後の現状は、この提言にやっと近づきつつある…かな?

*1:…というより謎解き本か?

*2:脚本は別役実

*3:少年(ジョバンニ)の成長儀礼の過程と捉える見方