坂東眞砂子「子猫殺し」コラム(日経新聞)事件を今更語ってみる


◆事件についての記事(YOMIURI ONLINE〜読売新聞〜より)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20060824i406.htm
◆問題コラムの原文転載(痛いニュース(ノ∀`):2006/08/20)
http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/770743.html
◆事件についてのまとめwiki(鬼畜子猫殺し坂東眞砂子 - ニュー速用まとめ wiki)
http://news.80.kg/index.php?%B5%B4%C3%DC%BB%D2%C7%AD%BB%A6%A4%B7%BA%E4%C5%EC%E2%C3%BA%BD%BB%D2
◆事件についてのまとめ(「ハマる生活」より)
http://stakasaki.at.webry.info/200608/article_14.html


時事ネタはあまり書かない(書けない)んですけど、
ホラー好き*1、ぬこ好きの俺としては見過ごせないので。


坂東眞砂子としては(生命倫理、動物飼育など…の)問題提起*2のつもりなんでしょうが…う〜ん、どうしてこういうマズイ(挑発的な)書き方するかな。「子猫殺し」という自身のショッキングな行為をまず突きつけておいて、主観バリバリで上述のテーマを(申し訳程度に)絡める。


避妊イヤ→子殺し…というのは、それはアナタの理屈。残酷な行為とあやふやな理屈を不特定多数に押し付けといて、議論を(建設的な方向に)導くようなことも書かずに、ブチっと終わってしまう。これじゃあね。一石投じた…と見る向きもありますが、そこまで深い内容とも思えません。読者のモラルやコモンセンスを挑発するだけしといて、書き逃げ*3って感じで。


他にも言いたいことはありますが、ここらで止めておきます。ペットも飼ったことが無い、親戚のぬこをなでなでさせてもらって、ぬこカワイーと感傷的に思っているだけの現代日本都会人の俺ですから、飼い主サマの苦労も分かりませんし、タヒチの動物事情とやらも分かりません。ただ想像で痛ましく思うばかりです。これ以上モノを言う資格もないんでしょう。残念ながら。

*1:死国』『狗神』は読んだことがある。面白くなかった…というワケでもなかったが、濃い(お得意の"性"とかね)描写に辟易した覚えがある。基本的に作家単位で追っかける主義じゃないので、その後のタヒチ生活やらはハナシに聞く程度で無関心。日経の連載も今回の一件があるまで知らず。

*2:そもそも問題提起になっているのか?…とも思うが、一応そういうことにしておく。作者自身や擁護者の方々にとっちゃ、そうでないとカッコつかないらしいから。問題提起としても破綻しまくってますが。

*3:その後のコメントも読んだが、けっきょく自分の理屈に拘泥しているだけ…という印象を受けた。よって、こうとしか形容しようがない。