・「機動戦士ガンダム」42話

42話:宇宙要塞ア・バオア・クー [2008年09月14日]

ソーラレイシステムの照射により、連邦軍主力艦隊と父デギン公王を葬りさったギレンは、残存の連邦艦隊を迎え撃つべく、ア・バオア・クーの決戦を宣言する。兄ギレンに不信をいだくキシリア、新型機ジオングで出撃するシャアの迷い、戦いに生き残ることを決意するアムロたちホワイトベース隊。それぞれの思い、思惑をはらみつつ、連邦とジオンの最終決戦がはじまる。


あの有名なギレン総帥のアジ演説「我が忠勇なるジオン軍兵士達よ…」云々のテンションが、絶叫調でなくて、盛り上がりに欠けるショボイものだった…というのはオドロキの発見だったりする。劇場版とかOVA(0083)とか、その後のゲーム(「ギレンの野望」)のイメージからか、狂騒的というかカルト的な口調で、割れるような歓呼がまわりを包む…というイメージだったんですけど、記憶ってアテにならんものですね。TV版の演説は大人しい。まあ、崖っぷちでしかもギリギリの戦局なんだから、さもありなんかもしれないが。


一兵士として大局面のなかで動く…という積極性を見せるアムロの成長に対して、ララァのことを引き摺って迷いに迷ってただ状況に流されるまま…というシャアの消極性がやたら目立つのも、発見といえば発見か。