・「機動戦士ガンダム00(2nd)」25話(終)

機動戦士ガンダム00(2nd)25話:再生(終) [2009年03月29日]

モビルスーツを駆り前線に姿をあらわすリボンズ・アルマーク。全ての元凶、黒幕、そして刹那と不思議な因縁で結びつけられた存在…。互いの理解(わかりあうこと)で未来を切り開こうとするものと、支配による強制で未来を作ろうとするもの。地球圏の命運をかけた最後の戦いがはじまろうとしていた…。


木星アップ

2010年劇場版公開予定

( ¨)¨)¨)¨)¨)¨)¨) エェェェェ!!
…最終回の余韻が吹き飛んでしまった。


ダブルオーライザー(刹那)VSリボンズキャノン/ガンダムリボンズ
エクシア(刹那)VSオーガンダムリボンズ

ガンダムタイプ同士のガチンコバトルニ連続で締めくくって、終りの方にエピローグをつけ足したシンプルな最終回。MS(長距離射撃戦用キャノンタイプ)→MS(中距離・短距離用ガンダムタイプ)という想定外の変形をして、ラスボス専用機にふさわしい強さを見せつけたリボンズ専用機もよかったですけど、やはりキモは月面での新旧主人公機対決でしょうかね。オールドファン狙いなのか(?)あざとすぎる趣向だとは思いますが、やはりノせられてしまった。それにしてもオーガンダムはともかく、まさかのエクシア投入にはヤラれた。


…と、バトルとか演出面では盛り上がったものの(ただ月面対決での、あの挿入歌はねぇ〜)、あまりにも多くの謎(太陽炉の秘密、イオリアの正体、木星、"来るべき対話"、人類イノベイター化のその後)を放置したまま、ソレスタル・ビーイングも現状維持で、やけに歯切れの悪い終わり方だな〜と思っていたら、案の定でしたね。続きは劇場版を見てね…エェェェェ聞いてない。00劇場版ってウワサレベルではあった話だけど、ヨタじゃなかったのかよ。第一、SEED劇場版のハナシはどうなったんだよ(いや、見たいわけじゃないけど…)。


木星…というと悪い予感がするなぁ。
クロスボーンガンダムでもパクるつもり? まあ、アーサー・C・クラークつながりで2001年宇宙の旅木星が舞台)なんだと思いますが、それでもねえ。ガンダムで「未知との遭遇」でもやるつもりなのかしらん? 西暦ガンダムとして、地に足ついたというか堅実なテーマを追っかけていたのにねぇ…。


で、第二シーズン全体をふり返って…


よくも悪くも第一シーズンよりはエンターテイメント性が増しましたね。アロウズイノベイターという"わかりやすい"敵が登場したこと、敵味方全体のモビルスーツ性能が向上したこと、+αが製作事情の充実向上でしょうかね。前シーズンより戦闘全般の迫力がまして「見応え」という面では申し分なかった。


ただ、テーマ面では第二シーズンよりも後退していて、連邦・アロウズの圧政というメインテーマも通り一辺倒で薄いというか、描写が浅くなってしまって(それでも中盤の軌道エレベーター占拠事件あたりはよかったんですよ…けっきょく中途半端に放り出されてしまった感があるけど)、さらにソレスタル・ビーイングがかかえる根本的矛盾…武力による平和維持、武力による世界変革…についても、けっきょく解決も反省もないまま現状維持で終わってしまうという。そこは劇場版で終わりますよ…ということかもしれませんけどね(苦笑)。


シリーズ全体を通しての総括もしたかったけど、
やはり、答えは劇場版を見てから…になるかなぁ(トホホホ)。
とりあえず、スタッフのみなさまご苦労様でした。
ひさしぶりに、夢中になれたガンダムでした。


最後に、気になったところをいくつか…


「ついにオリジナルの太陽炉を手に入れた」(byリボンズ
太陽炉にもこだわるが、"オリジナル"にもこだわる。
「まだ、ボクは戦える!」(byリボンズ
さすがにこの台詞はオマージュがすぎる(苦笑)。
マリナの手紙
前シーズン最終回の刹那の手紙の裏返しですね。
けっきょく、せっさんは喪男のままか…。
ホーマー・カタギリ自害
エピローグにてひっそり切腹(苦笑)。
イノベと連邦をつなぐキーマンのように思えたのだが、
けっきょく最後の最後まで、立ち位置が分からない人だった。
マネキンおめでた(祝)
チルダさんだったんですね、わかります。
相手は"不死身"の男ですね、わかります。
ブシドー(グラハム)出番ナシ
劇場版での活躍にカツモクせよ…と?